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なぜ”内装や”が家づくりを?

 木香舎では、なるべく自然素材をうまく取り入れた家づくりをおすすめしています。
と言いますのも、以前、内装業をしていました私は
化学素材(石油素材)の建材の危険性を身をもって体験しているからなのです。


私は特にそういうものに過敏な体質ではありませんが、昭和50年代、クロス(壁紙)を貼って戸締りをして帰るのですが、
次の朝、接着剤から有機化合物が発散された室内の空気はひどいものでした。
目や鼻がヒリヒリ痛く、朝一の仕事は全ての窓、ドアを開け放つことから始まっていました。
息を止めて大急ぎでやったものでした。通年の手荒れにも悩まされました。


 発散量は次第に薄れていきすが、現場であるこの家も完成すれば、「夢のマイホーム」としてお客様へ引き渡されてゆき、住まわれる方はずっとこれを吸い続けてゆくのです。
結果、その後住まわれてからシックハウス症候群を患う方が多くでてしまいました。

 ご存知の方も多いかと思いますが、これはホルムアルデヒドという接着剤に含まれる物質が原因で、発癌性もあり今では規制され、やっと2003年に使用が制限(禁止ではない)されるようになりました。
事後処理的な感は否めませんが、本当に良かったと思います。


 日本人は竪穴式住居の頃から木や土で家をつくり木と共に生活してきました。
それは木が身近に豊富にあったからだとしても、その耐久性や加工性だけでなく、
匂い、肌触り、風合いなど五感でそのすばらしさを直感していたからではないのでしょうか。もしくは、現代のように石油素材の建材などなかった故、考える事も、雑多な情報や事件もなかったのかもしれませんね。


 大工だった父親と一緒に、子供の頃からよく現場に行っていた私は木の匂いが大好きでした。
しかし、私が建設業に関わるようになった頃には木の匂いがする現場はごく希で、おが屑もかんな屑もあまり見なくなっていた気がします。


 現在では、貪欲なまでの利益追求、大量生産、その為の材料の均一化がなされ、偏った情報や営業マンの誘惑に惑わされ
「こんな家にしなければよかった・・・」「やっぱり家づくりは近場の知った人じゃないと・・・」と後悔する方も多くいらっしゃるようです。

 私は内装屋として、様々な建設業者・建築現場を見てきました。
健康や環境の問題だけでなく、業界の裏側を見て、がっかりしたこともたくさんありました。
住む人を無視して、業者の都合が優先された家づくりも見ました。
メリットだけを強調し、デメリットを隠した家づくりもたくさんあります。


 その後独立してお客様から直接、工事の依頼を頂けるようになり、喜びの顔を見られる反面、
「これでいいのだろうか・・・?」「あのお客さんは、お子さんは大丈夫だろうか・・・?」
いつもそんな事を悶々と考えていました。


 幸い、私には今までいろんな話で共感してきた大工さんや材木やさん、左官やさん、建具やさん各職方がたくさんいました。
そして棟梁として何十年もやってきた親父もいました。
建築士の資格もとりました。
私は、少しずつでもいい、安全な素材を使った家づくりを自分で提供しようと決意しました。

 そして住む人が健康で居心地のよい家づくり、頑丈で長持ちする家づくり、
できるだけ木や土、紙など自然の素材を多く取り入れた家づくりを提案しています。


 どんな「住まい」なら身体も心も健康に快適でいられるのか?、
どんな「家づくり」ならみんなが笑顔で明るく過ごせるのか?
私は家づくりを真剣に考え、日々勉強しながらベストな提案ができるよう心がけています。

 なぜなら、みなさんに喜んでもらうことが好きだからです。
みなさんの笑顔を見ると私もとても幸せな気持ちになるからです。
そして、一緒に家づくりをした人みんなが笑顔になれる仕事をしたいからです。

 おかげさまで、今までこんな思いを込めた家づくりに共感し理解をしてくださる、
お客さんをはじめ、造り手の人達からも笑顔と嬉しい言葉をいただいてきました。
なにより幸せを感じるのと一緒にとても勉強になります。
みなさまにとても感謝しています。


これからも自然素材の良さ、自然な住まいの良さを一人でも多くの方に伝え、
一人でも多くの方に笑顔になってもらえるように
木と土と紙の住まいを提案、提供してゆきたいと思っています。

 

笑顔の素材

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現代の家づくりは、大工さんや基礎屋さん、電気屋さんに内装屋さん、ざっと数えても20ほどの業種があり、図面を作る設計士、それをまとめる管理業務、会社によっては売り込みの専門職など様々な業種に分けられています。


しかし、「家づくり」は元をたどれば、近所の住人が総出で行うのが本来の姿だったのではないでしょうか。そして近くの山の木を切り、土や石を使って建てていた事でしょう。材料の安全性にさほど気を使う必要はなかった事でしょう。


でも、この文明化社会、様々な建材が存在して、開発され情報が溢れています。
私たちはこの中から自分に合った材料を探し出してゆかなければなりません。


私たちは自然の素材が好きであり、お勧めしていますが、現代において、地元の木や土、石と紙だけで快適な家がつくれると考えている訳ではありません。大地震や近年の猛暑、現代の技術なしには乗り切ることはできないでしょう。


現代の建築はいろいろな条件が複合的に絡み合った中で進められる作業です。
まず、経済的な条件があることでしょう。そして、法律的な条件、立地、敷地の条件もあります。


これらの中で、各条件をクリアし、自然素材を選択肢のひとつとして、使えるところ、使うべきところに使いましょうというのが私たちの考えです。


居心地がよくて、健康で安全に、限られた予算の中でなるべく好みのデザイン。
それらをカタチにする様々な素材。できるだけ人や環境に負荷をかけない素材選び。
それが木香舎の考える「笑顔の素材」だと思っています。


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